薪ストーブ床暖房
仕組み
薪ストーブの天板の上に鍋を置き湯を沸かします
沸騰するまでは熱くならず50℃程度です
鍋に穴を開け水道用配管を接続
配管は、ポリ塩化ビニル管、アルミフレキ配管を組み合わせました
古い家なので、トイレと洗面所がとても寒く、2部屋の床にアルミフレキ管を曲げながら通しました
小型ポンプでお湯を送ることで、温かい湯が寒い部屋の床を循環します
1周回ってまた薪ストーブの上の鍋に戻る仕組みです



施工写真


3cm床が高くなり(便座が低くなり)ますが気にならない程度です

小型ポンプのスイッチ(左)と温度センサー(右)
薪ストーブ上鍋内の湯温の下限を設定して、30度以上になるとポンプが作動、25度を下回るとポンプ停止、というふうに任意で温度を設定することができるようにしました
まとめ
令和6年元旦の震災以降、薪ストーブの熱の有効活用を考えていた時にYouTuberさんがやっていたのを参考にして施工しました
薪ストーブは、灯油も電気も使わないので停電時にも変わらず使うことができ、防災用品として考えることもできます
もちろん、日常使用するためのものなので冬場は毎日火を入れています
薪ストーブ上部、天井付近が最も温められています
その温かい空気を換気扇でトイレ内に引き込んで温めるための工事もしてあります
換気扇は数千円ですし、ダクトも数千円です
換気扇の消費電力はごく僅かなので、コスパが高いプチ暖房です
私の家は、田舎の古い家ですが、震災後の自力復興工事で震災前よりも快適になっています
弊社では、使えるものは上手く活用し、コストを抑えて、知恵と工夫で少しでも快適になるようなご提案もいたします