能登にある自宅で、DIYで太陽光発電+蓄電池システムを設置しました
震災後に考えて、停電時の予備電力だけではなく、日常生活の電気料金節約も考えて計算をしました
北陸は冬の悪天候が多く、太陽光発電にとっては不利な条件が揃っていますが、一定の効果は出ると確信して導入しました
記事執筆時は、運用からまだ5ヶ月ですが、1年間運用したときのシミュレーションをChatGPTを使って生成しました
目次
■設置システムの概要
- 地域:能登地区(冬季は曇天・積雪多め)
- 屋根勾配:4寸勾配(約22度)、東向き設置(午後は山陰になるため)
- 太陽光パネル構成:
PV1:250W × 19枚(=4.75kW/中古)
PV2:410W × 6枚(=2.46kW/新品)
→ 合計出力:7.21kW - ハイブリッドインバーター:リョクエン製 8kW(単相3線対応)
- 蓄電池:LiTime リン酸鉄ナトリウム合計イオン 5.1kWh × 3台(15.3kWh)
■実際の電力消費量(2023年実績)
月 | 使用量 (kWh) | 電気代(円) |
---|---|---|
1月 | 615 | 17,327円 |
2月 | 511 | 14,415円 |
3月 | 559 | 15,753円 |
4月 | 438 | 12,272円 |
5月 | 409 | 12,270円 |
6月 | 406 | 12,829円 |
7月 | 560 | 18,704円 |
8月 | 606 | 20,197円 |
9月 | 454 | 13,311円 |
10月 | 536 | 14,028円 |
11月 | 409 | 11,659円 |
12月 | 460 | 12,968円 |
合計 | 5,963kWh | 約172,000円 |
■ChatGPTで試算した「太陽光+蓄電池導入後」の買電量・電気代
導入当初はすべて手計算で設計しましたが、今回はChatGPTを活用して試算しました
今後は設計段階からAIを活用することで、より効率的な提案・導入計画ができると実現しました
月別 発電・消費・買電量と電気料金(試算結果)消費量は前年実績より
月 | 発電量 (kWh) | 消費量 (kWh) | 自家消費量 (kWh) | 買電量 (kWh) | 電気料金(円) |
---|---|---|---|---|---|
1月 | 162 | 615 | 162 | 453 | 13,590円 |
2月 | 288 | 511 | 288 | 223 | 6,690円 |
3月 | 474 | 559 | 474 | 85 | 2,550円 |
4月 | 691 | 438 | 438 | 0 | 0円 |
5月 | 937 | 409 | 409 | 0 | 0円 |
6月 | 778 | 406 | 406 | 0 | 0円 |
7月 | 865 | 560 | 560 | 0 | 0円 |
8月 | 907 | 606 | 606 | 0 | 0円 |
9月 | 778 | 454 | 454 | 0 | 0円 |
10月 | 594 | 536 | 536 | 0 | 0円 |
11月 | 361 | 409 | 361 | 48 | 1,440円 |
12月 | 130 | 460 | 130 | 330 | 9,900円 |
合計 | 6,945 | 5,963 | 5,794 | 1,169 | 35,070円 |
■ 結果まとめ
- 年間買電量:1,169kWh
- 年間の電気代:約35,000円
- 削減額:約137,000円/年(約80%削減)
- 4月〜10月は買電ゼロ
- 冬は朝方に一部買電が必要な日がある程度
■なぜ東向きに設置したのか?
西側には山林があり、午後2時半以降は完全に日陰になります
そこで、朝から日照が得られる東向きにパネルを設置しました
結果、朝から効率よく発電が始まり、蓄電池への充電もスムーズです
■まとめ:DIY × 実測 × AI活用の可能性
- 太陽光は曇りがちな能登エリアでも十分な効果を発揮
- 蓄電池との組み合わせで買電ゼロの月が多数
- 今回は試算のみAI(ChatGPT)を使用
- まずは設計段階からAIを活用し、よりスマートで効果的な導入提案を行っていきたいと考えています