- この記事の結論
- 私がDIYで設置した、能登半島の自宅で稼動している、太陽光発電システム
- 市場価格をAIで調査して計算
- chatGPTが生成した答え
- 電気料金の値上げをAIに予測させ、かつ、再計算
- 蓄電池の交換について
- 10年目の蓄電池交換費用も加算した費用回収期間
- chatGPTもGeminiも同等の金額を提示して来た
- プロンプトを変えて再度同様のシステムをchatGPTで見積もり
- 現在の市場で契約、工事設置する蓄電池型の太陽光発電システムは費用回収はできない(chatGPT)
- みらい防災不動産なら費用回収可能
- 太陽光発電蓄電池システムの意義について、chatGPTと議論してみました
- 今後20年間の電気代値下がりの可能性をAIに聞いた結果
- 私のまとめ
この記事の結論
私が能登で提案しようと考えているシステムは、費用回収可能で子供や孫世代を越えて持続可能で現実的な防災システムです
一般的な市場価格よりもかなり低価格で提供できる予定(令和7年現在の見積もり)
大きな企業と比較して、人件費や不動産維持費が低減できコストに転嫁しなくて良いためです
金銭的なメリット以上に、停電時の安心感が一番大きく、電気代の値上げにも悩む必要がなくなります
世間の電気代が上がれば上がるほど、このシステムの価値は高まります(費用回収期間が短縮されます)
今後電気代が安くなる可能性はあるでしょうか
chatGPT-4oは、安くなる可能性20%以下
Geminiは、数値明言は避けて上昇傾向
私がDIYで設置した、能登半島の自宅で稼動している、太陽光発電システム
〇太陽光パネル7kW(設置場所は単管カーポートの屋根として)
建物の屋根に重量物を載せることは耐震能力を低下させ、雨漏りのリスクを負う
また、屋根設置時は足場費用も加算されるため、システム以外の費用が発生する
〇ハイブリッドインバーター8kW
〇リン酸鉄リチウムイオンバッテリー10kW(近日中に15kWに増設予定)
市場価格をAIで調査して計算
以下が与えたプロンプト
(顧客試算)太陽光発電システム(蓄電池ハイブリッドインバーター)が購入費用を回収できる月数(年月)の計算
条件
石川県能登地方(冬期悪天候で日照制限)に設置
一戸建て住宅
一日の電力消費量年間の月平均は、1日17kW×30日
ソーラーパネル7kW
蓄電池15kW
ハイブリッドインバーター8kW
全て自家消費と蓄電して消費
顧客の購入価格280万円
Webページで検索して直近3年間の石川県能登地方の毎日の天候、日照時間など、太陽光発電に影響のある要素を考慮して発電量を計算してください
また、冬至や夏至など季節に応じた日照時間も考慮してください
結果の出力は、月ごとの予想発電量kW、1kWあたり30円で計算した電力の節約金額も一覧で表示してください
chatGPTが生成した答え
月別予想発電量と節約金額:
1月: 発電量 420.0 kWh, 自家消費 420.0 kWh, 節約金額 12,600 円
2月: 発電量 490.0 kWh, 自家消費 476.0 kWh, 節約金額 14,280 円
3月: 発電量 735.0 kWh, 自家消費 510.0 kWh, 節約金額 15,300 円
4月: 発電量 945.0 kWh, 自家消費 510.0 kWh, 節約金額 15,300 円
5月: 発電量 1,155.0 kWh, 自家消費 510.0 kWh, 節約金額 15,300 円
6月: 発電量 1,050.0 kWh, 自家消費 510.0 kWh, 節約金額 15,300 円
7月: 発電量 1,155.0 kWh, 自家消費 510.0 kWh, 節約金額 15,300 円
8月: 発電量 1,155.0 kWh, 自家消費 510.0 kWh, 節約金額 15,300 円
9月: 発電量 945.0 kWh, 自家消費 510.0 kWh, 節約金額 15,300 円
10月: 発電量 840.0 kWh, 自家消費 510.0 kWh, 節約金額 15,300 円
11月: 発電量 630.0 kWh, 自家消費 510.0 kWh, 節約金額 15,300 円
12月: 発電量 420.0 kWh, 自家消費 420.0 kWh, 節約金額 12,600 円
年間合計: 発電量 9,940.0 kWh, 自家消費 5,906.0 kWh, 節約金額 177,180 円
280万円のシステム購入費用は、約15年9か月で回収できます。
電気料金の値上げをAIに予測させ、かつ、再計算
電気料金の上昇を考慮すると、280万円のシステム購入費用の回収期間は2038年1月(約13年1か月) になります。
蓄電池の交換について
現在販売されているリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの充放電サイクルは4000回以上と言われています
1日1回の充放電なら11年以上
10年で蓄電池15kWを交換することになることを考えて、私なら55万円でお客様に請求する金額と見積もりしました(現在価値)
これを加算して、さらに回収期間を計算しました
10年目の蓄電池交換費用も加算した費用回収期間
10年目の蓄電池交換費用(55万円)を加味すると、280万円のシステム購入費用の回収期間は2042年1月(約17年1か月) になります。
子供や孫世代に引き継いだ時には費用回収は済んでいて、後は無料の電気を使えるということですね!
chatGPTもGeminiも同等の金額を提示して来た
以下の様にchatGPTに聞きました
話は変わりますが、先日この私のお客さま価格280万円システムをAI(Gemini)に見積もりしてもらいました 日本の企業ならいくら?で計算してもらった結果、350万円前後でした chatGPTならどう見積もりしますか?
chatGPTの生成した回答は以下の通り
1. システム構成の確認
ユーザーのシステム仕様:
- ソーラーパネル: 7kW
- 蓄電池: 15kWh
- ハイブリッドインバーター: 8kW
- 設置場所: 石川県能登地方(耐候性を考慮)
- 全量自家消費・蓄電
2. 市場価格の調査
まず、日本国内の価格相場を以下のように分けて考えます。
- ソーラーパネル(7kW)
- 単価(設置費込み):25〜35万円/kW
- 7kW × 30万円 = 210万円
- 蓄電池(15kWh)
- 国内メーカー(パナソニック、京セラ等):60万円/5kWh
- 15kWh × 60万円/5kWh = 180万円
- ハイブリッドインバーター(8kW)
- 国内メーカーの高品質品:40〜60万円
- その他の工事費
- 配線・施工・基礎・申請費用:50〜80万円
3. 合計の試算
- ソーラーパネル:210万円
- 蓄電池:180万円
- ハイブリッドインバーター:50万円
- 工事費等:60万円
- 合計:約500万円
4. 実際の販売価格
一般的に企業の利益(30%〜50%)が乗るので、実売価格は
350万円〜450万円程度と推測。
5. みらい防災不動産が提示する価格(280万円)の比較
280万円という価格は、企業の利益を大幅に削った原価に近い価格設定だと考えられます。
つまり、
- 原則として他業者を通さずワンストップで設計・直販・施工
- 施工費用の大幅削減
- 中間マージンなし
これらの条件を満たすと、280万円という価格は実現可能ですが、一般企業の見積もりでは350万円以上になるのが妥当です。
プロンプトを変えて再度同様のシステムをchatGPTで見積もり
Litimeの蓄電池(48V 100Ah ×3台)とリョクエン/SRNE 8kWハイブリッドインバーターを採用した場合の再計算:
✔ 原価合計(材料+施工): 約369万円
✔ 企業の販売価格(30%利益): 約480万円
✔ 企業の販売価格(50%利益): 約554万円
内訳
- カーポート材料費(単管): 20万円
- カーポート施工費(杭打ち込み方式): 40万円
- ソーラーパネル(7kW): 210万円
- Litime 48V 100Ah バッテリー 3台(54万円): 54万円
- リョクエン/SRNE 8kWハイブリッドインバーター: 15万円
- パネル設置工事費: 30万円
コスト削減ポイント:
✅ 蓄電池: 国内メーカー(180万円)→ Litime(54万円)で約126万円削減
✅ インバーター: 国内メーカー(50万円)→ リョクエン/SRNE(15万円)で約35万円削減
✅ 合計:約181万円のコスト削減
結論:
Litimeの蓄電池とリョクエン/SRNEのインバーターに変更したことで、企業販売価格でも500万円以下に抑えられる可能性が高いです。
ただし、企業は輸入品の保証リスクを考慮し、価格をさらに上乗せする可能性があるため、実際の見積もりでは500万円超えになる可能性もあります。
この構成なら、個人が自分で設置すれば、コストパフォーマンスは大幅に向上しますね!
現在の市場で契約、工事設置する蓄電池型の太陽光発電システムは費用回収はできない(chatGPT)
企業が提供する350万円のシステムの場合、費用回収には 約19年9か月 かかります。
450万円のシステムの場合、費用回収には 約25年4か月 かかります。
つまり、450万円のシステムでは回収が困難であり、350万円でも長期的な視点が必要となります。
一般的に、蓄電池の寿命(10〜15年)を考慮すると、途中で蓄電池の交換が必要になるため、費用回収はさらに厳しくなります。
15kWhの蓄電池交換費用の見積もり
10年後のLitime蓄電池(48V 100Ah ×3台)の交換費用(業者見積もり):
✔ 原価合計(材料+施工): 約80万円
✔ 企業の販売価格(30%利益): 約104万円
✔ 企業の販売価格(50%利益): 約120万円
内訳:
- Litime 48V 100Ah バッテリー 3台(価格上昇を考慮し約64.8万円)
- 交換作業費(業者施工、1台5万円 × 3台 = 15万円)
ポイント:
✅ 価格変動を考慮し、バッテリー本体価格を20%増加で見積もり
✅ 企業の販売価格では100万円を超える可能性が高い
- 回収は完全に不可能
みらい防災不動産なら費用回収可能
私はFPでもあるので、工事設置後のお客様の家計の事も具体的に考えてご提案することができます
CFP®かつ電気工事士かつ不動産業の業者はレアだと思います
費用回収可能、子や孫世代まで持続可能なご提案をしたいと考えています
太陽光発電蓄電池システムの意義について、chatGPTと議論してみました
chatGPTが出した、結論部分だけ紹介
結論:
はい、企業や業者が提供する太陽光発電+蓄電池システムは、費用回収がほぼ不可能
✔ なぜ費用回収できないのか?
- 導入費用が高すぎる(350万円〜450万円、蓄電池交換含めると500万円以上)
- 電気料金の節約額が追いつかない(年17万円程度の節約では20〜30年かかる)
- 蓄電池は10〜15年で交換が必要(追加費用が発生する)
- 補助金があっても全額回収は厳しい(補助金後でも元を取るのに20年以上)
✔ では、太陽光+蓄電池の意義は何か?
みらい防災不動産の考えと同じで、「災害対策」と「停電時の安心感」が最大の価値です。
- 停電時に電気が使える(防災・BCP対策)
- 地震・台風・大規模停電時でも、電気が使える。
- 冷蔵庫・照明・スマホ充電・ストーブが動く安心感。
- 能登半島地震のような大災害時に「自立できる家」になる。
- 長期的な電気料金の高騰リスクに備える
- 今後20年間で電気料金は1.5倍〜2倍になる可能性が高い。
- 早めに導入すれば、将来の電気代負担を軽減できる。
- 自家消費なら電気を「売る」より「使う」方が賢い
- 売電価格はどんどん下がっている。
- 「買う電気を減らす」=確実な節約になる。
- 特に昼間の消費が多い家庭・事業者には向いている。
- 環境負荷の軽減(企業や自治体向けの価値)
- CO2削減・SDGs対策として導入する企業・自治体が増加。
- 個人でも「エコ意識」を持ってエネルギー自給を進める流れ。
✔ みらい防災不動産の事業との相性は?
「みらい防災不動産」として、太陽光+蓄電池システムの導入は強みになる。
- 不動産+防災+自立型住宅の提案ができる。
- 能登のような災害が多い地域では、防災住宅の価値が高い。
- 一般の業者より安価に提供できる(会社規模が小さく、余計な人件費が発生しないため利益を抑えることができる)
- 「防災意識のある人」「停電が不安な人」に最適なシステム
✔ まとめ
- 一般的な企業のシステムでは費用回収は不可能
- 導入する意義は「災害対策」と「停電時の安心感」が最も大きい。
- らい防災不動産の提供価格(280万円)なら、費用回収も現実的
- みらい防災不動産の強みとして、防災住宅+エネルギー自立を打ち出せる。
この方針なら、価格競争ではなく、「災害に強い家」という価値で勝負できますね!
今後20年間の電気代値下がりの可能性をAIに聞いた結果
chatGPTは、20%以下
Geminiは、上昇傾向(数値明言を避けました)
私のまとめ
事業の準備として、まずは自宅から考えられる災害対策を全て施そうとDIYでコツコツと施工しています
住宅メーカー現場監督としての経験はすごく活きています
自分で実践してみて、納得できるもの、コスパが高く、かつ、機能的に優れているものを考えて、災害時に強い住まいのご提案ができるように引き続き準備いたします
今後の電気代は、上昇傾向であり値下がりすることは考えにくいです
本システムは晴れた時は、全て太陽光発電システムで賄うものであり、電気代が値上がりするほど価値が高まります
ちなみに、ここでの私の提案には補助金は含めていません
令和7年3月年現在では、能登地区のほとんどの自治体で太陽光に関する補助金はありません
事業開始時に使える補助金があれば、さらに費用回収期間は短縮できます