太陽光パネルカーポート

令和6年10月製作開始時点の写真

太陽光パネルは平置きで発電効率は落ちますが、日中は家中の電力を全て賄える程、発電しています

パネル26枚を単管で組んだカーポートに載せました

監視カメラも取り付けました

監視カメラも付属の太陽光発電で電源不要

TP-Linkの製品です

日中45分太陽光が当たれば数日分の電源は確保できるというもの

Amazonで10500円前後で販売されています(令和6年10月現在)

Amazon商品リンク

https://amzn.to/3YrqoWX

他社製品でも同様のカメラはありますが、個人的にTP-Linkが使いやすいです

当初、パネルは2種類

20枚の方が1枚250Wで10枚直列の2並列で1系統

6枚の方が1枚410Wで6枚直列で1系統としました

カーポートは、3台駐車可能

幅12m×奥行3mで本来は4台停められるスペースを幅を広く取って3台分に

天井高は奥2m、手前3m

能登半島の自宅前、解体した小屋の跡地を利用

令和6年元旦の地震で傾いてしまった小屋を解体

跡地に単管でカーポートをつくり、屋根を太陽光パネルにします

ハイブリッドインバーターの施工例

太陽光パネル、蓄電池、既存分電盤の中心に配置する機械【ハイブリッドインバーター】

このハイブリッドインバーターで、太陽光パネルで発電した電力、蓄電池に充電された電力、電力会社(北陸電力)の電力を自動で切り替えて、常に最適な電力を家中に供給します

当然ですが、施行には電気工事士資格が必要です

家庭用コンセントから給電することもできますので、その場合はハイブリッドインバーター取付に資格は不要です

電気工事士は持っているに越したことはない資格ですので、DIYをされる方には取得をお勧めします

簡単に取れる資格ですが、活用の幅はとても大きい資格です

ハイブリッドインバーターのパネル

タッチパネルで操作、各種設定をすることができます

スマホのアプリで管理、確認が可能

スマホにインストールした、専用のアプリケーションの画面

ソーラーマンsmartというアプリ名です

家にいなくても家の電力の状況がリアルタイムで見ることができます

アプリケーションで確認できる画面の一例

どの電力を使っているのか一目瞭然です

ハイブリッドインバーターの設定項目(pdf取説コピー)

リョクエンから購入すると日本語の取説がついてきます

Webでも確認できます

販売店リョクエンについて

本製品は、太陽光事業で有名なSRNEというメーカーのOEM製品です

SRNEの代理店は、cherrybellという企業です

Cherrybellホームページ

製品の信頼性は高いと思います

企業の信頼性も高いと感じています

リョクエンには、日本支社があります

Webからメールやチャットでやりとりをして、疑問を解決したりアフターフォローを受けることができます

実際、私は取り付け初日に誤って外した前面パネルを落下させてしまい、ケーブルを破損しました

その際、問い合わせをしましたが24時間以内に返信があり、何度もメッセージのやりとりをしました

無償で代わりのケーブルを送ってくれることになりました

自己解決で代替部品を購入して、直すこともできましたが、アフターフォローの体勢を知ることができて良かったです

費用の回収について

太陽光パネルカーポートを作るために、初期投資した費用を削減できる電気代で回収できる期間を試算しました

運用10日の発電量がまだ少ない現時点で、5年(60ヶ月)で回収できそうです

これは、私が全てDIYで製作したり、資材をもらうことが出来たりしたことで、初期費用をかなり削減できていることも大きな要因です

一般的に、太陽光パネル販売店で工事を依頼すると、10年で元がとれれば良い方です

現時点では、蓄電池が一台5kWしかないため、電気代をゼロにすることはできません

あと32万円追加して、蓄電池を二台増設すれば、電気代は限りなくゼロ円に近づけることができます

その際、一時的に出費はしますがその費用を含めて再計算すると、やはり5年で回収することができます

6年目以降は、プラスです。機器が壊れた時はそのプラスのお金で買い替えれば良いです

メーカー保証で無料で直せるかもしれませんし、安く修理できるかもしれません

設置後の動作テスト

51.2V/100Ahのバッテリーを増設して、合計約10kWのバッテリー(蓄電池)のシステムでの運用テストです

下の画像は、スマホで遠隔で確認できるアプリの画面です

オレンジ色の約2時間だけが北陸電力からの買電です

この2時間分の電気代は約150円

前日に充電された電力を朝6:00まで使い、6:00~8:00までが北陸電力、8:00以降日が変わって翌朝まで太陽光発電と蓄電池の電力で賄えています

動作テスト時、令和6年11月で冬至1か月前

最も発電効率が落ちる秋から冬です

来春には、夏至に近づき、日照時間も最大になることから2つのバッテリーでも満充電になり、電気代0円(基本料金のみ)が日月できる見込みです

ただし、曇りや雨が続くと北陸電力からの買電に頼ることになります

バッテリーをあと1台もしくは2台増設、ソーラーパネルは2倍にできるまでハイブリッドインバーターの能力はあります

今後の資金次第で、悪天候が続いても電気代0に近づけるシステム上の余力はあります

ここから先は、運用するご家庭の経済力次第です

我が家は、ガソリン式の発電機も併用しますので、万が一の大災害時、長期の停電が続くことになる場合は、発電機と太陽光発電の併用で普段通りの電気生活を維持できる目処はついています

令和6年元旦の震災時の経験から、奥能登でもガソリンは継続して入手できることがわかりました

我が家は、資金があれば完全オフグリッド、悪天候でも電気代0円を追求してみようと考えています

これは、技術的な興味もあります

ファイナンシャルプランナー目線での本システム

現在、起業前なので自宅をDIYでやっているので、最終的に原材料費100万円を投資して本システムを完成させます

最終的な年間削減費用は、約20万円です

100万円投資、20万円の利益です

年利20%、しかも非課税(現金を得ている訳ではないので)

株式投資なら20%課税されます

DIYの私は5年で費用回収、10年経過する時にはプラス100万円の支出削減効果になる計算です

防災士目線での本システム

停電時に威力を発揮するシステムです

電気代ゼロ円、ということは、電力会社(北陸電力等)から電気を買っていないということです

ということは、停電になっても変わらずに電気を使い続けることができるシステムです

周辺が停電になっている事すら気づかないと思います

我が家は、令和6年元旦の地震の後に発電機を買いました

発電能力は26Aあるので、普通に生活する家電を全て動かすことができます

分電盤につなぐ工事もしましたので、発電機で発電して、ハイブリッドインバーターを経由して、家中の家電を使い、残った電力を蓄電池に充電することもできます

太陽が出ていない夜間、このように発電機を使うことで蓄電池の容量が不安な時は蓄電池に充電しながら家電を使うこともできます

もちろん、発電機から分電盤へ電力を流して家電で使うこともできます(ハイブリッドインバーターの故障時等)

左側のブレーカーがたくさんありますが、これで切り替えます

発電機の記事はこちら

まとめ

起業後、商売として工事する時には会社継続のために利益をいただかなくてはなりません

制作時間は約55時間

フルタイムの勤務後、帰宅してから夜間3時間前後の作業を細切れで継続して完成

朝から夕方まで作業できれば10%は早いと思います

よって50時間程度かと

その分の人件費は加算されるということです

その弊社利益の分が費用回収期間が延びることになります

太陽光パネルの営業(ネット一括見積もり)で出てくる一般的な会社の金額を見ると、費用回収は10年かもう少し長くなります

5~6年分の削減費用が弊社利益としていただく妥当な金額になると考えています

この金額を少しでも安くして、能登半島で希望されるお宅で工事をしたいと考えています

人件費(技術料)、工具、車両の使用費用が大半なので、早く施工できれば安くすることができます

もっと具体的な金額設定は、起業してから悩むことにします